ランプシェード(ドデカ in イコサ)

多面体を入れ子にしてみたら面白いかなと思い挑戦してみました。

「ドデカ in イコサ」は、正十二面体(dodecahedron、ドデカヘドロン)を正二十面体(icosahedron、イコサヘドロン)の中に入れるの意を略。

フレーム作成治具を変更!

正二十面体を構成する辺は30個あり、これを木片で作成するのですが、まずは治具の変更を実施。

  • 事前に70度カット用に基材を作成し、両面テープで治具用加工材を貼り付けて縦挽き。今回はフレーム用加工材と同じ幅24mm厚さ12mmヒノキ材を使用。同じ長さの加工材3個を、20度(=90度-70度)でカットしました。(下写真左)
  • 作成した治具用パーツを正三角形となる様にスギ集成材上に配置してボンド固定。スギ合板とOSB合板はL型に組み、クロスカットスレッドにクランプ固定。正二十面体フレームとなる加工材を治具に載せてカットします。実は、治具の傾斜が20度では足りなかった様なので、カンナで傾斜を適当に削り調整しました。また、三角形の開き具合を調整する為、白いプラ板を挟んでいます。(下写真中)
  • カットした正十二面体のフレーム材を仮組みして、「3個で正三角形になる事」、「5個をヒトデ型に接着した時に隙間が無い事」を確認しました。加工精度を上げる為、カット状態確認用の木片も作成してみましたがイマイチでした。その後、2個ずつ木工ボンドで接着。(下写真右)

以前の治具(下写真左)に比べ、シンプルな治具(下写真右)になったと思います。

加工材を指で押さえやすくなったので、トルグクランプは無くしました。

多面体フレーム材を接着した際、隙間が少なくなった気がします。気のせい?

加工作業時に発生する切り屑が、治具に噛み込んだり、弾け飛ぶ事が無くなったのは大満足。

正二十面体の中に正十二面体を入れる!

今回、正十二面体を大きめに作りました。(下写真左の奥)

・・・電球を入れる部分の三角(床部分)は少し削る必要がありました。

電球スタンドを適当に作りました。(下写真左の手前左)

手前の小さめの正二十面体は以前に作成したランプシェード(正十二面体)です。(下写真左の手前右)

・・・ランプシェード(正十二面体)二作目を作成後、棚上げ放置状態でした。

電球スタンドに正十二面体をかぶせてみました。(下写真中)

イコサ(正二十面体)の中にドデカ(正十二面体)を入れてみました。(下写真右)

フタをして完成した正十二面体をボンド固定しちゃいました。(下写真左)

・・・中に入れた正十二面体は固定していないので左右方向に回転できます。

・・・正二十面体を持ち上げると、電球スタンドと分離できます。

電球を点けるとこんな感じ。(下写真中)

・・・今回も暖色系のLED電球です。

上から見るとこんな感じです。(下写真右)

・・・内側の正十二面体は、外側の正二十面体からの反射光で影がほぼ無くなりました。

数日後、電球スタンドを分離していた際、配線に足を引っ掛け、机から落とす失態。

陶磁器製の電球ソケットがコンクリート床の上で砕け散りました。

気を取り直して、プラスチック製の電球ソケットを購入。

吊り下げ式ランプシェード化!

電球ソケット部を使用木材を減らして軽量化しましたが、正二十面体だけでも大きめに作ったうえに、内部に正十二面体をいれているので、これまでで最高に重くなりました。

吊り下げ穴を内側に2つ追加して、何とかバランスがとれました。

以前の円柱形ランプシェードを取り外し、今回の「12 in 20」に選手交代です。

もう少し吊り下げているケーブルを長くしたかったのですが、集塵ホースの稼働部分に干渉するので短くなりました。

完成重量を考慮して、フレーム材を軽量の材にすべきだったか。