スツール五作目

スツール四作目と同様の柄を、別の木材で作成してみました。

縁取りにパドック材を使用

縁取り材を「杉材(芯の赤身)」から「パドック材」に変更しました。

マホガニーかウォールナットを探していたらパドックと言う材が目に付いたので試しに購入。

(競馬のパドックとは関係ありません・・・多分)



テーブルソーで縦挽きした際に、赤いおが粉が大量に出て少しビックリしました。

(木工作業で流血事故が発生!・・・ではありませんので御心配なく)

今回は、12mm角の桧材に縁取りとして、5mm幅にカットしたパドック材を貼り付けました。

木片を並べて木工ボンドで接着

前回は、大量にカットした木片を並べて、全体としての色の調子を確認する事を省略して失敗。

今回は、木片の並び(色のつながり)が不自然にならないように、一旦、仮置きして見ました。

六角形の木片は「エゾ松12mm厚」、円形のベース材は「OSB合板9mm厚」です。

テーブルソー(クロスカットスレッド)上のサークルカット治具に材をセット(上写真右)。

少し脇道にそれて、クランプ掛けを作成

六角形(前写真左奥)からはみ出してカットした端材を、F型クランプの置き場所に再利用しました。

赤い柄のF型クランプはダイソーで購入したもの(税込220円/個)です。

集塵カバーを使用してサークルカット

先日、作成したサークルカット治具用の集塵カバーを載せて、少しずつ角を取り円形に。

集塵カバーの効果は絶大でおが屑が舞い上がる事がなく快適です。

トリマーとランダムサンダーで面取り

縁をトリマー(ボーズ面ビット)で面取りし、表面をランダムサンダーで均しました。

サンドペーパーでパドック材を削ると、赤い粉が出るようで、全体に赤みがかってしまいます。

(パドック材はこのような使い方には向いていないようですね。)

裏面には、三脚に取り付ける為の鬼目ナットを取り付けました。

以前作成の脚部に天板を取り付け

以前作成したスツール脚部に取り付けていた天板を外して付け替えてみました。

左が今作(五作目)、右が前作(四作目)の天板です。

今回(松材、桧材、パドック材)の模様は、クッキリして見え、主張が強い感じです。

前作(松材、松材、杉材)の模様は、落ち着きがあって、これはこれで良いと思います。

ホゾ組みで脚部(長め)を作成

前作のスツールはホゾ組みはしておらず、突き合わせて外側からのネジ固定でした。

また、前回は長めに作った脚を最終的にカットしました。

今回は脚をカットせずハイスツールとします。・・・ハイスツールと言うほど高くはないけど。

三脚としたので、1830mm材を3分割して、上下10度で斜めカットし、脚の長さは約600mmに。

ホゾ穴は、ルーター(Φ12.7mmビット)を「角度ホゾ掘り用の自作ジグ」に載せて掘りました。

ホゾは、クロスカットスレッドで大まかに削り、ノミで角を丸めました。

貫材の中央での結合は、前回と同じく12mm厚コンパネ材+Φ10mm丸棒+木工ボンドでの接続です。

脚部の組み立ては、ホゾにクサビを仕込み、木工ボンドで固定しました。

・・・ホゾ組みをキレイに仕上げるのは中々むずかしい・・・。

・・・まだまだ精度が足りない部分が多くズレやスキマが・・・。

・・・ホゾを作るのにも専用の治具を用意すべきかも・・・。

天板を長脚に取り付け

今回作成した天板を長脚に取り付けました。

前作(四作目)の天板は、元通りの脚(三作目)に戻しました。

ちょっと休むにはハイスツールの方が腰を掛けやすいです。

ただし、天板の縁でお尻が痛くなるので長時間は無理。

(下部の貫材部分に「足掛け」を追加すれば、多少は改善されるかも・・・)

これまでのスツールは、ジグソーテーブル等での長めの作業時に使用します。

足掛けを追加

その後、足を載せる部分が欲しくなったので適当に追加しました。

足掛け板として、9mm厚OSB合板を直径46cmにサークルカットして使用。

ちなみに天板は直径33cmです。

脚部のホゾ組み(ボンド接着)の後だったので、スキマから何とか入れ込む必要がありました。

三箇所を欠き取り、一箇所だけ切り込みを深めに入れて対処。

切り欠いた部分は長方形のOSB合板をハメておきました。

貫材への固定は三箇所を木ネジで止めました。(内一箇所は長方形のOSB合板)

足を載せた際に、OSB合板だけでは強度不足に感じました。

対策として、足掛け板から下に脚を3本追加しました。その為、脚は合計6本に。

追加した3本の脚は、接地面から若干浮かせてあります。

足を載せると、板がたわんで地面に付く感じです。

ハイスツールとしてのデザイン的にはイマイチかも・・・。

・・・まあ、機能的には問題ないので、このまま活用したいと思います。


関連記事:

スツール六作目