スツール六作目

前作と同じ模様で、同じ脚長のハイスツールを作成します。

天板を作成!

天板の模様ですが、前作のパドック材では色落ち(色移り)が激しかったので別の材に変更。

平行四辺形の縁取りに、ウォールナット材(ブラックウォールナット)を使用してみました。

縁取り材の厚さは、前作(厚さ5mm)より薄く縦挽きして、厚さ3mmとしました。

縦挽きの際、ブラックウォールナット材はチョコレート色の粉が大量に出ました。

平行四辺形の木片の芯材はブナ材(ドイツビーチ材)です。ブナは英語でビーチです。

ウォールナット材とブナ材はラクマ(楽天フリーマーケット)で「端材」を検索して購入しました。

六角形の木片はホームセンターで購入したヒノキ材です。

天板のベースとなる丸板は、OSB合板(厚さ9mm)です。

これまでと同様に、ベース材に木工ボンドで貼り付け、クロスカットスレッド+サークルカット治具で円形にカットし、トリマー(ボーズ面ビット)とランダムサンダーで整え、オイルフィニッシュを塗布しました。

脚部を作成!

前作の足掛け(OSB合板で作成)部分のデザインが気に入らなかったので改善に挑戦です。

三本脚の下の貫材の部分に、六角形の組んだ材を追加して足掛けにするという目論みです。

六角形の足掛け部は、2バイ4材を縦挽きした材を加工して組んで行きます。

30°にカットした材と材との接続には、針葉樹合板(厚さ12mm)を差し込んで木工ボンド固定。

更に、Φ10mm貫通穴を開けて、Φ10mm丸棒を差し込んで抜け防止に。

針葉樹合板の不要部分は、アサリ無しの手ノコでカットしました。

上部の貫材(天板の裏側)、下部の貫材ともに、前作と同様に中心から三方出し。(上写真右の下)

これも、厚さ12mm針葉樹合板+Φ10mm丸棒で接続しています。

下部の三方出し貫材と六角形の足掛け部の接続箇所は、少しだけ切り欠いています。

足掛けの五角形の穴三箇所は、針葉樹合板(12mm厚)を同じ形にカットして受け木に載せています。

今回も脚の長さは600mm程です。

脚材には、丸ノコを10°傾けて足掛けを組む為の切り欠きを、ルーターを使用して上部貫材のホゾを入れる為のホゾ穴を開けました。

組み立てたところ、上部貫材の接続部分にスキマができてしまいました。

上部貫材の長さが少し長かった様です。後でスキマに材を詰めておきます。

裏から見ると、ほぞ穴が三箇所だけ残っています。(上写真右)

その三箇所に短い脚(補助脚)を追加します。

今回は、補助脚の左右に三角形の材を補強として固定しました。

最終的には、補助脚の長さを少し短くカットし、スポンジを付けました。(上写真右)

これにより、三脚のガタつかない良さと、六脚の重心移動時の安定感を得る事ができました。

完成した脚部にもオイルフィニッシュを塗布。

天板と脚部を合体し完成!

ハイスツールとしては二作目で、足掛け部分の改良に挑戦しました。

足掛けのデザインは、無骨過ぎる感がありますが、作業場には合っているかと思います。

前作では足を載せると「ギシッ」とOSB合板が音を出す場合がありましたが、今作は無音。

天板の模様も、縁取り材(ブラックウォールナット)の厚みを細くした事でスッキリした気がします。

ウォールナット材はパドック材の様な色落ちや色移りも少なくて良かったです。