一昨年前の12月にパーツ交換したメインPC(自作PC3号機)ですが、グラフィックボードが時々異音を発するようになった。
「カラカラカラ・・・」と小さい音から「ガーーー」と大きな音になったりします。
当初は冷却ファンにケーブルがぶつかっている音かと思って、ケースを開けて見てみたが、全く干渉していない。
どうやら、冷却ファンの軸かベアリングが壊れかけているようだ。
GPUを交換!
冷却ファンの部分だけ交換しようと思ったが、交換パーツがヒットせず諦めました。
同製品の販売は終了しており、同等性能のRTX3050あたりを購入しようかとも思いましたが・・・。
今回は、少し予算を追加して、多少の性能アップを目論んでみました。
そんな訳で、RTX3060を購入しました。(さすがに10万円越のRTX3080には手が出ませんでした。)
実際には、500円オフのクーポンが使えたのと、楽天ポイント11,635円獲得予定なので、49,000-500-11,635で、36,865円相当となりました。
PSUを交換!
前回入れ替えた550wの電源ユニット(PSU)は問題なく動いていますが、GPUの入れ替えに合わせて、PSUも多少パワーアップしたい。
そこで、前回ヤフオクで落札した他作PCで使われていた600w電源に交換しました。
この電源も玄人志向製ですが、マザーボードのCPU補助電源への接続ケーブルが短く、裏配線ができませんでした。
延長ケーブルを持っていないので、MBとGPUとの間を通してなんとか接続しました。
いまのところ、動作上は問題なし。
MBとM.2 SSDを交換!
高速なM.2 SSD 1TBを入手しました。
これまでは、他作PCのMBに合わせて、PCIe NVMe Gen 3 対応のM.2 SSDにしていましたが、入手したM.2 SSDはPCIe NVMe Gen 4 対応の物です。
このM.2 SSDは、3ヶ月ほど前に購入後、旧環境でクローン作成し(方法は前回と全く同様に実施)、M.2 SSDを入れ替え、しばらく使っていました。
(・・・MBの仕様と合わず本来の性能は出ていなかった訳ですが・・・)
これを活かすには、PCIe NVMe Gen 4 対応のマザーボードが必要。
なので、ASUS製 TUF GAMING X570-PLUS を入手しました。
(実際には、メルカリで中古品を安く購入しました。)
2つのM.2 SSDを取り付け可能で、CPUに近い方のM.2 SSDスロットが、PCIe NVMe Gen 4 対応です。
グラフィックボード(GPU)が届いたので、マザーボード(MB)にCPUとCPUクーラーを移植、M.2 SSDも移植、電源ユニット(PSU)を交換しケーブル関係を接続して、いざ電源ON!
画面表示せず・・・C-MOSクリアで解決!
全て組み込んで、電源を入れましたが、前回と同様、またしても画面表示せず・・・。
・・・悪夢再来か・・・と、しばらく、悩みました・・・。
初めは、基板上のDRAMエラーLEDが点灯していたので、DRAMの1枚差しや、他のDRAMに交換など試したのですが、全く変化なし。
その後、「これは、もしかしてC-MOSクリアが必要なパターンなのではないか?」と困ったときの対処方法を思い出して、C-MOSクリアを試して見ることに。
バックアップ用ボタン電池を外しても良いのですが、MB上にC-MOSクリア用のピンが用意されていました。(ASUSのサイトでMBのPDFマニュアルを見て確認。)
TUF GAMING X570-PLUS|マザーボード|ASUS 日本
1-9ページに、「CMOS クリアジャンパー」として説明されていました。
ピンをマイナスドライバでショートさせてみたところ、MB基板上の全LEDが消灯し再起動した様子。
再起動後には、基板上のLED点灯箇所がパラパラ動き(=これまでと挙動が変わり)、しばらくして、画面が表示されました。
その後、BIOSがTPMのリセットを確認してきた(?)ので「y」でリセットしました。
再起動となり、BIOSの情報の保存&リセットをして、Windows11起動まで復旧しました。
グラフィックボードのドライバーをインストール!
Windows11は起動できたものの、マイクロソフト標準のグラフィックスドライバーが充てられているため、2画面中1画面しか表示されませんでした。
最新ドライバーの入手は、GPUの箱に同梱されていたリーフレット「簡単セットアップ」に記載のURLにアクセスして解決。
Automatic Driver Updates の下の「Download now」ボタンを押して、進めて行ったら、ドライバーがインストールされ、2画面表示も復活しました。
Windowsログイン後、特定アプリで、「データが破損しました。再認証してください。」と言うメッセージもありましたが、言われた通り進めて再認証もでき、使える様になりました。
Windowsライセンス認証も再度行う必要がありました。
他には、特に問題ないようです。
BIOSを更新!
ASUS TUF GAMING X570-PLUSのBIOSの最新版がサイトにあったので、念のために更新しておきました。
ASUSサイトからBIOSイメージをダウンロードしUSBメモリに入れておきます。
それを差した状態で、OSを再起動しBIOS「UEFI BIOS Utility」に入り、「Advanced Mode」で「Tool」から「EZ Flash 3」を選択します。自動的にUSBメモリを表示してくれるので、その中から先程保存したBIOSイメージのファイルを選択します。
更新前BIOSのバージョンは4021(2021年8月9日)、更新後BIOSバージョンは4408(2022年10月28日)ですね。
BIOSの上書きが終わり、再起動した後は、再度BIOSに入り「保存してリセット」をすれば完了です。
ベンチマークを交換前と比較!
ビフォーアフターをベンチマークで比較してみました。
CineBenchR23 Multi Core 14678 → 14476
CineBenchR23 Single Core 1597 → 1562
CrystalDiskMark 8 2445/1921 → 6879/4945
FF15 Bench 高品質 6652 → 8678
FF15 Bench 標準品質 9200 → 11503
CPUは交換していないので、当たり前ですが、CineBenchR23は変化なし。
M.2 SSD の本来の性能をPCIe NVMe Gen 4対応MBで引き出せ、CrystalDiskMark8は2倍以上の改善。
GPU交換で、FF15 Benchも多少のスコア改善となりました。
温度、費用、感想など
CPU使用率100%を続けた高負荷時のCPU温度は、80~83℃、GPU 3D使用率100%を続けた高負荷時のGPU温度は、62~63℃でした。・・・高負荷を続けることは少ないので問題ないだろう。
かかった費用は、
- GPU 「玄人志向製 GALAKURO GAMING GG-RTX3060-E8GB/DF 」(楽天市場)48,500円
- M.2 SSD 1TB 「サムスン製 980 PRO MZ-V8P1T0B/IT 」(楽天市場)18,980円
- MB 「ASUS製 TUF GAMING X570-PLUS」(メルカリ) 9,580円
- PSU 「玄人志向製 KRPW-N600W/85+ 」(前回購入した他作PCの物を流用) 0円
で、合計77,060円でした。
今回は、不具合を直すのが目的だったのですが、どうせなら、少し性能アップをするのも良いかと言うことで、GPUを新規に購入しました。
ついでに、M.2 SSD、MB、電源も交換しました。
とにかく、GPUの冷却ファンからの異音が無くなったので、気分爽快です。
取り出したGPU(GTX1660Ti)は、ジャンク品として売却しようと思います。
PCパーツ交換の為にケースを開けた時、ケースファン手前のフィルターに大量に溜まっていたホコリを掃除できたのも気分がいいです。
マザーボードはATXサイズで大型ケースに合ったサイズになったし、前回のMBには1個しかなかったケースファン用のコネクタが3個あったので、分岐ケーブルも不要となりました。
これで、また、何年かは使い続けられるでしょう。
2023/02/06追記
CPU補助電源ケーブルを延長
CPU補助電源の延長コードを購入し、裏配線に変更しました。
M.2 SSD 冷却ファン
M.2 SSD の温度が高かったので冷却ファン付きのM.2 SSD用のクーラーを装着。
しかし、あまり温度は下がりませんでした。高速M.2 SSDは爆熱というのは本当でした。
GPUに負荷を掛けたとき高温になります。
GPUの真下近くにM.2SDDが位置しています。
また、CPUの横でもある事から、廃熱がうまく無いのかも知れません。
(スマホに付けるタイプのサーモグラフィーセンサーが欲しくなりますね。)
・・・いきなり、水晶雫ちゃんに、音声でお願いされました。
(注意:以下▶を押して再生すると音声が出ます!)
・・・ケースの前ファンが1個だけなので、2個に増やしたら少しは冷えるのか。
・・・次はケースファンを追加してみよう・・・かな。