MySQL、PHPライブラリ、phpMyAdmin を導入

■MySQLをインストール

ブログ用に WordPress を導入する前に、動作条件となるデータベース MySQL を導入しておきます。

MySQLクライアントをインストール

# yum -y install mysql

MySQLサーバーをインストール

# yum -y install mysql-server

MySQLサーバーを起動します。・・・初回はデータベースの初期化が行われる。

# service mysqld start

MySQLサーバーを自動起動設定、確認。

# chkconfig mysqld on
# chkconfig –list mysqld

MySQLサーバーに接続し、管理者パスワードを設定します。

# mysql -u root

mysql> SET PASSWORD FOR root@localhost=PASSWORD(‘パスワード’);
mysql> exit

#

■PHPのライブラリを追加インストール

PHPは導入済みであるが、MySQLデータベース関連のライブラリを追加導入

# yum -y install php-mysql

画像ライブラリを導入

# yum -y install php-gd

PEARライブラリを導入

# yum -y install php-pear



■phpMyAdminをインストール

MySQLデータベースをブラウザ上のPHPプラグラムで扱える管理ツールとして phpMyAdmin を導入します。

クライアントPC(Win7)で、以下のサイトにアクセス。

phpMyAdmin プロジェクト日本語トップページ – SourceForge.JP

phpMyAdmin-4.0.4.1-all-languages.zip をダウンロードし、ローカルHDDで解凍。

解凍したフォルダ名を「phpmyadmin」に変更し、FTPで、サーバの /var/www/html/phpmyadmin/ にアップロードします。

20130728aブラウザで表示します。

http://192.168.1.21/phpmyadmin/

ユーザ名(root)とパスワードを入力しログイン。


20130728b画面下に小言が表示されるので、過去記事を参考に対処します。

しかし、Ubuntu とは、若干異なる部分があるので、以下に対処をメモ。



先に、ダウンロード・コマンド wget をインストール

# yum -y install wget

Mcrypt をインストール

# wget http://dl.fedoraproject.org/pub/epel/6/x86_64/epel-release-6-8.noarch.rpm
# wget http://ftp.riken.jp/Linux/fedora/epel/RPM-GPG-KEY-EPEL-6
# rpm –import RPM-GPG-KEY-EPEL-6
# rpm -ivh epel-release-6-8.noarch.rpm
# yum install -y php-mcrypt.x86_64

Webサーバーを再起動

# service httpd restart



create_tables.sql で、データベース phpmyadmin を作成

phpMyAdminで、「インポート」タブを表示し、インポートするファイルの「参照」ボタンを押し、ローカルHDDの \phpmyadmin\example\ に存在する create_tables.sql ファイルを選択します。

その後、下部の「実行」ボタンを押します。

「戻る」をクリックすると、左ペインに新しいデータベース「phpmyadmin」が追加されます。


ユーザ pma を作成

作成したデータベース「phpmyadmin」をクリックし、「特権」タブをクリックします。
下の「新しいユーザを追加する」をクリックします。

ログイン情報で、ユーザー名に「pma」を、ホストはリストから「ローカル」を選び「localhost」を、パスワードに「pmapass」を、もう一度パスワードに「pmapass」を入力します。

ユーザ専用データベースで、「データベース “phpmyadmin” への全ての特権を与える」にチェックします。

最下部の「実行」をクリック。


config.inc.phpファイルを作成

ローカルHDDの /phpmyadmin フォルダに存在するconfig.sample.inc.phpファイルをconfig.inc.phpにコピーして、以下の部分をコメントアウト(先頭の//を削除)し、上記で設定した内容に修正し、その後、サーバへftp転送します。

/* User used to manipulate with storage */
$cfg[‘Servers’][$i][‘controlhost’] = ‘localhost‘;
$cfg[‘Servers’][$i][‘controluser’] = ‘pma‘;
$cfg[‘Servers’][$i][‘controlpass’] = ‘pmapass‘;
/* Storage database and tables */
$cfg[‘Servers’][$i][‘pmadb’] = ‘phpmyadmin’;
$cfg[‘Servers’][$i][‘bookmarktable’] = ‘pma_bookmark’;
$cfg[‘Servers’][$i][‘relation’] = ‘pma_relation’;
$cfg[‘Servers’][$i][‘table_info’] = ‘pma_table_info’;
$cfg[‘Servers’][$i][‘table_coords’] = ‘pma_table_coords’;
$cfg[‘Servers’][$i][‘pdf_pages’] = ‘pma_pdf_pages’;
$cfg[‘Servers’][$i][‘column_info’] = ‘pma_column_info’;
$cfg[‘Servers’][$i][‘history’] = ‘pma_history’;
$cfg[‘Servers’][$i][‘tracking’] = ‘pma_tracking’;
$cfg[‘Servers’][$i][‘designer_coords’] = ‘pma_designer_coords’;
$cfg[‘Servers’][$i][‘userconfig’] = ‘pma_userconfig’;
/* Contrib / Swekey authentication */
$cfg[‘Servers’][$i][‘auth_swekey_config’] = ‘/etc/swekey-pma.conf’;
$cfg[‘DefaultLang’] = ‘ja-utf-8‘;
$cfg[‘DefaultCharset’] = ‘ja-utf-8’;



日本語文字化け対処

「SET NAMES utf8」というクエリを発行。(今回はターミナルから実行してみた。)

# mysql -u root -p
Enter password:
mysql> SET NAMES utf8;
mysql> exit
#



「my.conf」ファイルを編集

# vi /etc/my.cnf

以下の項目を追加します。

[mysqld] character-set-server = utf8
skip-character-set-client-handshake
[mysqld_safe] default-character-set = utf8



MySQL を再起動します。

# service mysqld restart

20130728cphpMyAdminをログアウト→ログインし、設定を読み込ませます。

これで、ログイン直後の小言は無くなりました。

日本語の文字化けもしないと思います。