集塵環境の改善

集塵ホースを作業台上部から供給!

これまでは、集塵機を引っ張り出してから、ホースを電動工具につないでいました。

ホースが集塵機側に引っ張られる事や、治具に引っかかることがあり、電動工具が扱いづらい場合がありました。

そこで、作業台上で電動工具を使用する場合には、上部から集塵ホースを供給し、作業性を改善することに挑戦です。

三角の可動部は大きめの蝶番(先人の置き土産)を使用。

集塵機との接続スタート部分は、集塵機の定位置近くに塩ビ管で延長しました。

(サイクロン集塵機は、床面を掃除する時以外は、定位置に置きっぱなしです。)

塩ビ管の固定には金属バンドを使うのが楽でしょうが、今回は2バイ4材の端材に穴を開けて使用。

VU40塩ビ管の外径はΦ48mmなので、フォスナービットΦ48mmを購入。


穴径が大きいのでボール盤のVベルトを掛け直し、最低速(=最高トルク)にしたところ、スムーズに穴を開ける事ができました。毎分1300回転(中間)を、毎分500回転(最低)に変更だったかな。

ディスクサンダーをつなぐと以下のような感じです。今回、ディスクサンダーからベルトサンダー部分を外しました。使用頻度が低い割に重量増加で邪魔に感じた為です。ディスクサンダー集塵口の位置が材を動かす位置にかぶっていますが、今のところ見なかった事にしておきます。

上部可動三角部への塩ビ管の固定は、軽量化を考えると結束バンドでも良かったのですが、気まぐれから、2バイ4の端材で保持する部材を作製してみました。

塩ビ管保持部は、できあがってみると、牛さんが3頭連なっているように見えますね。

牛さんの角(耳?)部分に、作業後のホースを掛けて置けるようにしました。

実は、当初、牛さんの顎をスマートに作りすぎて、作業台から落としただけで割れてしまいました。

繊維方向なので、割れやすかったようです。

対策として、簡単に割れないように、顎を長くし、丈夫にしました。

牛さんの角(耳?)の部分は、Φ23mm丸棒にΦ10mmの穴を開け、M10全ネジに入れM10ボルトで挟み込み、ボール盤を旋盤の代わりにして、木工用ヤスリを押し当てて削りました。

この後、M10全ネジボルトから取り外し、センター部分で切断すれば角(耳?)が2個完成です。

ちなみに、赤い柄の金属ヤスリ(木工用)はダイソーでの購入品です。

・・・今回の改善で、作業台上部から集塵ホースが降りてくるため、後方に引っ張られたり、治具に引っかかる事が無くなりました。

・・・また、移動時に集塵ホースを跨ぐことも、集塵機が邪魔だなあと思うことも無くなったので、大満足です。

集塵経路を切り替え可能に!

これまでボール盤を使う場合に、集塵ホースを差し込んでいた部分を作り直し、集塵経路を切り替える機能を追加しました。

内部写真を撮影し忘れましたが、文章で説明すると、前方の2バイ4材の内部で二又に分かれており、その後に一つだけ穴の空いた板がサンドイッチされ、後方の2バイ4材には二つの穴があります。

シャッター板(5mm厚MFD合板)を左右に動かすことで、集塵経路を切り替えることができます。

右に飛び出た状態が、作業台上部の可動ホース経由の集塵です。(次写真)

左に飛び出た状態が、ボール盤の集塵です。(次写真)

ボール盤への集塵ホース供給経路に関しては、これまで切替部からいきなりだったものを、一旦塩ビパイプで後方に移動してからとしたので、手前の空間が確保され圧迫感が減りました。

集塵機への接続も塩ビ管で延長したので、有孔ボードを引き出す際に邪魔になりません。

・・・切替機能の耐久性に関しては、可動部の劣化が心配ですが、今のところ正常に機能しています。

・・・集塵機が電動工具の使用に連動して稼働するのと同様に、集塵経路切替部も電動工具の利用に応じて自動で切り替わってくれたら最高ですが、今のところは、手動切替で充分です。

・・・今回の集塵環境の改善とは関係ありませんが、タイヤ収納ボックスの高さを低くしました。

・・・その際に、材の表面をサンディングし、旧塗装を削りました。キレイにすると気分が良いねえ。

・・・タイヤ収納ボックスの上部空間に、収納を追加したいなあと検討中です。